tamaya

永遠の愛。

カラットにこめた、彼の想い。

D市から札幌へは何度もドライブしているけど、
あの年の1月のドライブは永遠に忘れないと思う。
真冬なのに、少しも寒くなかった。車の助手席で待っていると、
晴れやかな顔をして婚約者の彼が宝石店から出てきた、
小さな包みを持って。
ーその前の月。私たちは、雑誌で見たエンゲージリングをこの目で確かめるために
札幌の宝石店を訪ねた。それは、プラチナに、0.4カラットのダイヤモンドと3つの
メレダイヤを埋めこんだ指輪。ひと目で気に入り、その場で購入を決めたのだった。
「あけてごらん」高鳴る胸を抑えながらケースを開けると、あのときの指輪がひときわ輝いていた。
内側の刻印を見ると、0.424…?!「ずっと内緒にしていたけど、あの後すぐスタッフの人に電話をしてね。
君の誕生日が4月24日なので、どうしても0.424カラットのダイヤを探してほしい、とお願いしたんだ。
見つかってよかった」彼の話を聞くうちに、0.424という刻印がにじんで見えた。

(2006年12月ご来店のNさまのエピソードより)

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